えりみ

孤狼の血のえりみのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
4.2
原作未読。
東映映画を観るなら東映劇場で(TOHOではもうやってなかっただけ)‼
古い東映ロゴに始まり昭和感出す映像加工、
ナレーションが入ってあの書体のテロップ。
てっきり白石和彌版「仁義なき戦い」が観られるとばかり思ってたらナンカチガウ……
でも終盤近くになってグングン盛り上がってキタ⤴
ヤクザの抗争は長ーい前フリで、
コレ警察小説やん!
原作が読みたくなった。原作者可愛いし👩
え?続編もあるの?
映画もやるらしいけど既に小説で⁉「凶犬の眼」やって。こっちも読みたい。
「誠意って何かね?」
いやちがう
「正義って何じゃい⁉」がテーマ

新しい実録ヤクザ映画or日本ノワール観る気満々やったから拍子抜けしてこのスコアけど、ミステリーとしては面白かったし
観る前は懐疑的やった松坂桃李がすこぶる良かったし(中高一本拳は最後に使って欲しかったな)
知らん役者さん知るきっかけにもなったし
初めて入ったスクリーン1は前後間隔がめっちゃゆったりして足伸ばせたので
劇場で観て大満足♪

真木よう子が胸の谷間しか見せへんかったけど大満足。
確かに細すぎると着物姿がイマイチ映えへんね。
阿部純子さんて女優初めて知った、薬屋の娘めっちゃ光ってた(東宝の山崎紘菜チャンを起用するなんて東映さん太っ腹やな、と思ったら違ってた)。
エ?「2つ目の窓」で奄美大島の海を全裸で泳いでたコなの😯
男では中村倫也って人が際立ってた、バッドボーイズの清人かと思った。
勝矢って人は出番多くて目立ってた、関取ってキャラw
長い角刈りの遠吠えの若い衆も良かった、
豚小屋のシャブ中は小林勇貴監督かと思ったら違った😅
クライマックスで若頭の身代わりになろうとする鉄砲玉もてっきりYOUNG DAISやと思ったけど違うっぽい。

「渇き。」の時のクズ刑事とまた違うヨゴレ二課刑事キャラで魅せる役所広司。
薬に手は出さず酒は飲むけどビール程度で飲まれてない等「実は…」の伏線が効いてる。
まさに綱渡り。
日ペンの美子ちゃんバリの「ガミさんの黒ペン」添削シーンが泣かせる。
名優の土左衛門姿をわざわざ映像化するのも良かった。
小便器に首ゴロンッも(アウトレイジに対抗?)♪

臭いが感じられない豚小屋とか、
クライマックスしかイケてない江口洋介とか、一番期待してた音尾琢真が真珠ほど光ってないとか、
いるだけの嶋田久作とか、
可もなく不可もない竹野内豊とか、
タイトルの書体とか不満点も多々あるけど、
一番はやっぱりエロが全然無い(道後温泉でおっぱいちょろ)ってのが😒。
昭和末期設定全然生きてないやん(そういうことぢゃない)。
「コンプライアンスに真っ向から挑んだ映画!」って宣伝文句を
「コンプライアンスを無視した映画!」って空目したワシが悪いんじゃ、ほうじゃ、ほうじゃ🚬

ZIPPOは昭和感あるな、確かに。
今、全然見いへんもんなぁ。
昔使ってたヤツどこいったかなぁ。
松坂君があのZIPPO預かってるんやって。
映画観てる時は耳で聞いてるから気づかんかったけど、
オオガミ=大上=狼🐺ってことね!!
えりみ

えりみ