警察じゃけぇ
何してもええんじゃ
昭和63年
呉原東署のエリート新人刑事 日岡(松坂桃李)は、マル暴の刑事大上(役所広司)の下に付いて動いていたが、大上は尾上組とズブズブの関係で、それに日々翻弄されていた。
かたや、広島五十子会系 加古村組は、呉原の尾上組 組長尾上(伊吹吾郎)が服役中を良いことに、尾上組にちょっかいを出し、両組は戦争寸前に。
尾谷組 一ノ瀬(江口洋介)は、3日で加古村組の暴走をどうにかしないと、全面戦争を仕掛けると大上に伝える。
大上は呉原金融の社員失踪事件が加古村組の仕業であるという証拠を掴もうと、奔走する...。
気になりつつ、観れていなかったこちらを。
なるほどーー!噂に違わず、良いですね!!!
もちろん、『仁義なき戦い』や『県警対組織暴力』といった、70年代のヤクザ映画をオマージュしながらも(ナレーションや伊吹吾郎使い😂)、しっかり『負のスパイラル的ダウナーな話だけではない、良い兆し』もあって、良く出来てます。
そして、『何でもアリだった昭和=大上やヤクザ』『悩む新しい時代、世代=日岡』の描かれ方も、ベタではありますが、好感が持てました。
ちょっと残念だったのは、『お!この俳優、こんな演技も出来るのね!』という発見がなかった事ですかね。
『役所広司オンステージ』感は、否めなかったです。もっと松坂桃李もダーティーな一面を出しても良かったのでは?と思ってしまいました。