Ayu

孤狼の血のAyuのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
3.5
我が家の父はVシネマニアなのですが(高倉健さんが好き)そんな父がレンタル後すぐ観て「まあまあだったな」と褒めてるんだか貶してるんだかわからない感想を言っていたのでNetflixで配信開始になったのを狙って何日かに分けて鑑賞。

現代のオールスター級のキャストで描く昭和が舞台だからかどこかノスタルジックな骨太任侠ドラマ。ほぼ全員広島弁(呉弁)なので特にあんまり方言を喋るのイメージがない松坂桃李の一人称が時折「わし」なことにときめく私。冒頭の指切りシーン含め若干のグロもあれど(逆に指切りシーン以外は作りものっぽくて私は思ったより普通に観られた)ストーリー展開が起承転結しっかりしているので126分飽きずに見入ってしまった。

江口洋介はまだしも竹野内豊の若頭の設定はちょっと無理があったかなと言うのが正直な感想、だって顔が上品だしドスの効いた声にいまいち迫力がなかったのだもの。石橋蓮司と伊吹吾郎辺りはさすがだったな、役所広司は生き生きと楽しそうに演じていて良かった、松坂桃李のポテンシャルも開花した作品だと思う。
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