孤狼の血の作品情報・感想・評価

孤狼の血2018年製作の映画)

上映日:2018年05月12日

製作国:

上映時間:126分

ジャンル:

4.0

あらすじ

「孤狼の血」に投稿された感想・評価

stne

stneの感想・評価

4.5
見終えたあと、思わず拍手をしてしまった。一人、新宿のど真ん中の劇場で。

昨今の表現規制の流れを諸共せず、ここまで警察組織、権力組織をこけおろす。なおかつ今旬の俳優陣と、そしてこの全国規模での上映。「東映の本気を見た」と随所で言われているが、映画といえば洋画の僕にとっては、日本映画の本気を見た、である。そこから出た喝采だったのだ。


ヤクザの抗争、警察の欺瞞、暴力と性、男と女。映画としてのエンターテイメント性を確立させながら、それでいて社会に浮上している問題にしっかり観客を向き合わせる。
「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」「彼女がその名を知らない鳥たち」白石監督の作品群には総じて、エンタメとしての映画を作りながら、観客に考える幅を持たせる。本作もそれに漏れない。いや彼の作品のクオリティや規模感はどんどん向上してるように思える。

責任転嫁する大人、隠蔽気質、大義なき社会といったテーマたちは、今まさに問題になってる内閣の隠蔽問題や、本当のことを話さない日大アメフト部の大人たちと重なりをみせる。真の大人がおらず、目指すべき指標がない社会。今、この日本という国で見るべき作品だろう。

ストーリーは強烈な熱量を持って進んでいく。
役所広司演じる大上の思惑と十数年前の事件、そして犯罪同等のやり方で捜査を進める彼を監査する日岡(松坂桃李)の視点を軸に物語がズンズン前に行く。広島の夏の蒸し暑さと、暴力、エロスそして罵倒に怒号が館内を圧倒する126分だ。


警察としてあり得ないようなことをしつつ捜査を進めていく大上の、隠れた部分が明らかになった時、考えさせられるものがあった。大義などなく、正義もない中で、それでも大上が持つ一つの指標を知らされる時、そこには彼なりの生きる理由がある。インタビューで監督が「彼こそ本当のヒーロー」と言っていたのが印象的だったが、まさにそういうことだったのだ。

「男達よ 命を 焼き尽くせ」という宣伝広告のコピーを随所で目にした。今僕たちは正直なんのために生きているのか掴めてない。何に命をかけることができるのか。そんな世の中だから、自分の正義のために死すら辞さない彼らの生き様に強く惹かれてしまう。決して肯定される生き方ではないことを前提においても、だ。

劇場を出て、外を歩くといつもの新宿とはどこか違う気がした。強力な映画は時に世界の見方を変えてしまう。それこそが映画がただのエンターテイメントに収まらない理由である。
帰りの山手線で様々なことが頭を巡る。自分たちはどう生きるか。映画の熱量に押されて、その余韻は数日続く。
一番面白かったのはさすがの石橋蓮司さん。
「ビックリ、ドッキリ、クリトリス じゃ!ガハハハ!」は最高。死に方も含めもう本当にさすが!

豚の糞が出てくるアップ。
特殊メイクの見事さ。
腐乱死体の首、水死体、便所の生首。
韓国映画並みのここまでえげつなく見せるか!
という感じですが、良く出来ていましたわ。
江口洋介カッコいい!

120分越えの長尺を飽きずに見せれるのは監督さんの手腕なのかな。
組や固有名詞等は全く覚えられなかったけど、全然大丈夫だった。
パワーがある作品で面白くは見れていたけど、
のめり込んでいく感覚はなく、出来事をスーッと見ていた感。

役所広司 = いつもの役所広司。
(あれ、でも謹慎だったはずがかなりウロチョロしてましたが…)
音楽もちょっと鳴らしすぎだったかな。
るじ

るじの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

パチンコ屋さんでの因縁の付け方が将来性を期待させる感じで良かった
合計24/25
冒頭4/5
ラスト30分5/5
好み5/5
映画館でみたいか5/5
目が離せないか5/5

よう出来とるやんけ
上映してくれたん褒めてやるけんの
i

iの感想・評価

-
面白い。
三角座りして夢中になって観てた。

この映画は映画館観たかった。

役所広司さんも好きだけれども
松坂桃李さんの雰囲気、目や顔付が変わっていく様が凄い
憎しみや怒り、哀しみが直に伝わってきた
けいこ

けいこの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

バイオレンス・ドンパチ・反社会勢力ものはあまり好きではないけれど、これは楽しめた。
キャストが豪華なうえに展開もよく、何より役所広司の演技が素晴らしい。
ガミさん殺した石橋蓮司に本当に殺意が芽生えた。
🐷かわいそうだから乱暴にしないでえ😭
nao

naoの感想・評価

4.0
東映の本気を観た。笑
まだ日本映画も捨てたもんじゃないなって、感動しました。
任侠映画+刑事ドラマといったかんじで脚本も良くできてるのでぐいぐいストーリーに引き込まれていく。
泥臭くて男臭い。バイオレンスシーンも容赦が無いので直視できないシーンも多かったけど、中途半端じゃないところがこの映画の良いところ。

松坂桃李はこの映画が代表作になるだろうな…。
それくらい素晴らしい演技だった!
でもやっぱり役所広司が最高に渋くてかっこいい!!
他にも豪華で素敵な俳優さんがたくさん出てるけど、やっぱり役所広司が居てこそのこの映画のかっこよさだと思う。

女のくせにこういう男臭い映画が大好きなのは、あまりにも自分とはかけ離れた世界だからこそ感じられる男の強さや弱さに魅せられてしまうからなのかもしれない。

結構容赦なく痛くてグロいシーンがあるのでそういうのが無理な人にはおすすめしません× ご注意を。。
hquuuu

hquuuuの感想・評価

4.7
白石最高

インフル感謝祭ということで見直しました。DVDを買っているから好きな時に見れる。マジで買ってよかった。
いや〜、1回目見た時とは全然違う感覚だ〜!初見の時はアウトレイジの方が断然面白いとか思ったけど、今見て見たら互角くらいだ!
一回見て、その後に小説も読んで、いろーんな気づきがありました。これね、小説とはかなり違うんですよ。個人的には小説の方が好きなんだけど、あの細かい細かい動きは文字だからこそ表せるものであって、映像では無理よ。仕方ない。
というほどすごい迫力の小説をここまで面白くつくった白石監督はやっぱり凄い。

小説の方は続編も読んだんだ。そしたらやっぱり映画でいなくなる人とかが重要になってきたりするから、映画の続編決まったらしいけどどうするんだろ。と、心配。
ナオズ

ナオズの感想・評価

4.0
和製トレーニングデイや
役所広司のクソ野郎具合が最高
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