玉露

消された女の玉露のネタバレレビュー・内容・結末

消された女(2016年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

022

「誰がどう作るかだ」

何回目かの面会で
あ、これはもしや?と
もちろんディテールは違っていたが
ある予想が当たってしまった。むむむ。

普段は気づかないようにして、だまされようとしているのに、ちょっと疲れていたからか
集中力ある時間に見ていたら違っていたかもしれない。

第何条だったか、この法律が本当だとして
この制度自体は怖いなあと思うけど
この作品の描き方だと、なんか利用した?なとど見えてしまいそう。

振り返れば、身近な人が急にいなくなって探し始めて、と
わかるつくりになってるんだけど
最終的に振り向いた彼女は?と。

信用しなさ過ぎですか?ま、大丈夫ですよね。

それとマスコミ側も
途中で動機が切り替わることなく、結局は視聴率や自分の復帰のために?

距離を置いて見た場合の、正義や真実を求めるという方向とは少し違ってしまう感じが
もったいないかなあ、と。
謎のまま話が進むので仕方ないか。

作品全体で見ている人を驚かせよう、という意味ではエンターテイメント
突然のカットイン、音が大きくてビクッとしました。

これを言ったら、おしまいだけど個人的な好みとは、ちょっと違っていたかも。

大学出の新人と現場畑で育った中堅との皮肉が描かれている部分は好き。

尖ったもののフリを入れるか入れないかの編集で監督や関係者はドキドキしたのかなあ?

悪いのは私利私欲に走った権力を持ったおじさん達。高給のために、ただ従うスタッフ
疑わない社会。

本当の被害者であるオンマや患者たちの気持ちは、どんなだったろう、と考えされられました。
忘れました。
玉露

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