29歳問題の作品情報・感想・評価

29歳問題2017年製作の映画)

29+1

上映日:2018年05月19日

製作国:

上映時間:111分

3.8

あらすじ

香港で暮らすヨックワン(クリッシー・チャウ)。化粧品会社でのキャリアも順調、長年付き合っている彼氏もいて、公私ともに順風満帆なはずだった。しかし 30 歳の誕生日をひと月後に控え、仕事のプレッシャーはキツいわ、彼とはすれ違いでギクシャクするわ、暗雲が垂れ込めてくる。 実家の父は認知症で何時だろうが「早く帰ってこい!」と電話を寄越す。おまけに借りていたマンションの部屋を売りに出され、一方的に追い…

香港で暮らすヨックワン(クリッシー・チャウ)。化粧品会社でのキャリアも順調、長年付き合っている彼氏もいて、公私ともに順風満帆なはずだった。しかし 30 歳の誕生日をひと月後に控え、仕事のプレッシャーはキツいわ、彼とはすれ違いでギクシャクするわ、暗雲が垂れ込めてくる。 実家の父は認知症で何時だろうが「早く帰ってこい!」と電話を寄越す。おまけに借りていたマンションの部屋を売りに出され、一方的に追い出されてしまう。急遽借りた部屋は、あるじの女性ティンロ(ジョイス・チェン)がパリ旅行で留守している間の仮住まい。部屋にあったティンロの日記を読むと自分と誕生日も同じ、同い年だった。ヨックワンは日記を読み進め、気ままに暮らす楽天的なティンロのささやかで幸せそうな日常に惹かれて行き…。

「29歳問題」に投稿された感想・評価

ゲル

ゲルの感想・評価

4.3
何やら辛辣そうなタイトルだけれど、そんなことはない(少しだけあるけど)、優しい気持ちになれるとても素敵な作品だった。
30歳前後の働く女性は特に共感できるはず。

柔らかい光や家具家電、町並みがノスタルジーを感じさせる。
お父さんとの会話のシーンはとても切なくて涙なしには見られない。
あるシーンで時系列を一瞬だけ見失ってしまってちょっと混乱した。

キャリアウーマンのヨックワンもかっこいいけれど、好きな服を着てたんぽぽの花みたいに明るく笑うティンロがまぶしく見えた。
ふたりの対比がおもしろい。
あまり描かれてはいなかったが、ティンロにだって悩みや思うことはあるだろう。
人の痛みや苦しみをまったく理解しない人が魅力的に見えるはずはないから。
今はティンロの人生の方が良さそうに見えても、ふとしたきっかけでいつ逆転するかもわからない。
仕事をがんばったことでしか得られないものだってきっとある。
生き方についていろいろ考えさせられた。
nknskoki

nknskokiの感想・評価

4.1
29歳からの+1歳

そうですね!
俺と言えばアラサー大好き芸人ですね!
私はダメアラサー更正の駆け込み寺みたいなNPO法人を本気で立ち上げようと思っていた身ですが

こういうアラサーに焦点を当てた小説や映画やドラマには本当に目が無い🤤

今日は僕のアラサー論をさわりだけ語ります
【続き】を聞きたい人は受講料取るから俺のアラサー塾に入学してね

いつからか"誰が決めたのかわからない"この「30歳」という謎の境界線を意識した女性が巷に溢れ返ってしまった
30をピークに価値が下がるという世間の偏見
、が怖くて30歳手前で駆け込み婚をする女性(駆け込み婚をしても3年後にほとんど離婚します)
ダメアラサーが口癖のように叫ぶ「結婚したい!」は大概が「結婚(式)がしたい!」だな、俺の経験上
facebookに幸せそうな結婚式を載せるだけのために結婚の本質を見失わないで

ちなみに僕は「結婚したい!」が口癖の女性より「結婚なんかどうでもいい」が信条の女性の方に2億倍ときめいてしまう
みんなは頭が良いので、これは「結婚を考えてない女性の方が軽くて遊びやすい」という理論とは180度違うことをわざわざここで説明しません

あとこんな話ばっかしてると俺は結婚式をケチるしょーもない男みたいに映っていてとても心外なのでここで今から反論しますが、
僕はそういう女性にこそ素敵なウェディングドレスを着せてあげたいし素敵な結婚式を二人で一緒に考えて挙げさせてあげたいと思っています
僕の夢は大切な人と二人だけで結婚式をあげることです(ま、両親や親友くらいなら呼んでやるか)
僕たちの結婚式は「人に見せびらかすこと」を目的としていないからね!!見栄を張ると色々な物を失う

あと女性は年を取れば取るほど価値が上がるんだよ!
その茶色いリンゴを「腐ってる」と捉えるのか「熟している」と捉えるのかで全然違う
歳を重ねることを「腐っていく」と捉えるダメな男が新宿駅で若くて綺麗な"見た目"だけをたよりに女性をナンパしまくってるのをよく見かける

「年齢は関係ない、毎日が命のカウントダウン」

「楽しいことを覚えておくこと」
mai

maiの感想・評価

3.9
レスリーチャンやウォンカーウァイ好きな人は見て欲しい、花様年華のポスター欲しくなっちゃった。
2人の29歳の女性の物語があまりに対照的で、仕事での出世や結婚など人生に悩んでいるキャリアウーマンの女性の人生か、バイトして自分らしく楽しく生きている女性の人生、どちらが幸せなのかを考えてしまう。
ストーリー、構成、演技はとやかく、とにかく熱量を感じられるものがいい表現だと思う
ことほ

ことほの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

めちゃめちゃ共感しました!
ヨックワンが涙するところは、本当に共感できて胸が苦しかった…!ティンロは、可愛かった!あんな素敵な考えができる女性になりたいなと思いました。
女の人って男性よりも年齢による分岐点がたくさん、あるし、世の中も年齢で判断される事が多い。なので、ティンロのセリフがすごく心に刺さりました。
『年齢は、関係ない。毎日が命のカウントダウン。大事なのは、楽しいことを覚えておくこと。人生は、思い通りには、いかない。だからこそ、自分の受け止め方次第。』
あ

あの感想・評価

3.8
リアルすぎて全てが重なった時に涙出た。花様年華のポスター欲しい、、。
ぜったい舞台版のが面白い!

香港の化粧品会社で働くキャリアウーマン、ヨックワン。
30歳の誕生日を目前に控え、昇進のプレッシャーや彼氏とのすれ違いにより行き詰まった彼女は借りていたマンションからも一方的に追い出されてしまう。
ひょんなことから旅行中の女性、ティンロの部屋を借りることになったヨックワンは部屋で見つけたティンロの日記を読み始めるのだが…。

香港で大ヒットしたという本作ですが、原作は本作の監督、キーレン・パンが12年間つづけた一人芝居。
なるほど、こりゃ芝居でやったらいいわ!きっと!
映画で登場した二人の女性を舞台版ではキーレン・パンがたった一人で演じたらしいのですが、エンドロールでちょっとでてくる舞台版を見る限り、これは一人二役が正しい!と思うのです。
映画版は映像化するにともない、イケイケキャリアウーマン、ヨックワンを超絶美人女優が。ダメダメ天然女性をぽっちゃりメガネ女優が演じます。対比はわかりやすいのですが、それを演技力やコスチュームでカバーした舞台版のなんと面白そうなことか!(エンドロールで流れただけですが)
観客に余計な詮索をさせないためにも、映画版でも一人二役で行って欲しかった!

あと、映画版ですと、時間がいったりきたりする編集があるのですが、それがなんかいたずらにわかりにくいだけで、監督の未熟さが露呈してしまっているように感じました。
あんなスタイリッシュな編集とかいらないのに…
もっと正攻法ドラマ映画でも面白さは出せただろうに…
映像化!ってんできばったんでしょうなあ、キーレン・パン監督。もったいない!

いやいや、でも主役の女性ふたりは魅力的だったし、きっと見に来た女性たちは感動したにちがいない…と思って劇場をでたら女性ふたりのお客さんが「舞台版のがぜったいいいよねー」といっておりました。ほらね!
aoi

aoiの感想・評価

3.9
私はもうすぐ29歳になる。喝を入れるために観に行ったけど、涙腺ガタガタ笑

30歳の境界線をテーマに、女の生き方を考える。
トレーラーの時点ですでにかき消えてしまいたくなったけど笑、本編はさらにボディブローのように小出しに攻めてくる。
もう30だろ?仕事ばっかりやってる女の末路は…と保険会社の資料を渡される前半の1シーンだけでもう瀕死 笑

ガールズトークの空気は身に覚えがありすぎて窒息寸前。
子育てに忙しい子がいて、30歳を手前に合格ライン(笑)の彼氏と婚約した子がいて。いわゆる「女の幸せ」を手にした同世代の友達と並ぶと、仕事で忙しくしていても大成功とまではいかない自分。現在地が見えなくなる気持ちは痛いほどよくわかる。

人と比べたところで自分なりの生き方をするしかないけれど、ただ、自分の気の持ちようとは違い、世間が30歳を節目として認識してるのは事実だから受け止めなければならない。
結婚がきっかけで彼氏とのすれ違いが埋まるとは思えないが、29-30歳で恋人を手放すのは実際は怖いだろうな。
最高の人と出会う年齢も、結婚したいと感じるタイミングも人それぞれ違うのにね。

「今の若い人は修理しようとせず、すぐに捨てて新しいものを買う」
仕事や恋愛でも、すぐに鞍替えするのではなく、修復できるか一度立ち止まって向き合うべきなのよね。断捨離好きで見切りの早い私には耳が痛いセリフだけど笑
修復にかける時間も全部がムダにはならないはず。

ヨックワンの抑圧された日常も共感しすぎて、観るのが辛かった。仕事と美容・健康の両立はほんときつい。
面倒くさくてもスキンケアは欠かせないし、食べ過ぎないように我慢したり、美容ドリンクやサプリメントで日々ドーピングの積み重ね。
それでも目のクマは絶えないし、ご飯は深夜になるし、肌も荒れる。
男は何もしなくても男でいられるけど、女は女でいる努力をやめると女でなくなってしまう。なれの果てはおっさんと見なされるので笑

でも、その生き方が幸せかと聞かれるととてもしんどいのが現実。誰だって夜にラーメン食べたいし、スキンケアする時間があるなら10分でも長く寝たい!
20歳の頃とは違い、怠けるとすぐおっさん化してしまうので、仕事に恋に順調そうに見えても毎日がギリギリで危ういところにいる。

一方で、ティンロは見た目は冴えなくとも、好きなものに囲まれ、社会の29歳問題には縛られず、笑顔でのびのびと等身大に生きている。どっちの生き方が精神的に豊かかは一目瞭然。
現実的には彼女のようには生きられないけど、年齢や社会に縛られず、ありのままの生き方に触れるだけで少しは気持ちが楽になる。
仕事、家庭、なにかひとつしか持たないから、それしかなくなってしまうもんね。
「成功は結果でしかない」という女社長の言葉が印象的で、大切なのは選択。流されるのではなく、自分で選んで決めること。
そのためにも選択肢は多い方がいい。
選んで決めたことなら、失敗も後悔しないはず。

30歳が賞味期限であり結婚が女のゴールというのは固定観念でしかなく、「〆切」と捉えるか「キリのいい数字」と捉えるかで世界の見え方は変わってくる。
年齢はステップのうちのひとつであり、リミットでも特別な分岐点でもない。分岐点は人それぞれ。
ちょうど旬な時期にこの作品に出会えて本当によかった。
キャリアは焦るくらいがちょうどいいけど、プライベートの方くらい笑顔でプラスに30歳を迎える準備をしていけたらいいなぁ。

客席には、一人のおじさんやおばあちゃんが観に来ていたりと意外だった。
アラサー女性以外がこの作品を観て、いいと感じるかは怪しいところだけどな笑

# 176/2018
r

rの感想・評価

3.7
社会人になり ある程度 慣れてくると
生活の律動が出来る 朝起きてLINE 見て
ご飯作ってって言う それぞれ 一連の流れが定着する
化粧して装飾品 香水の順番に "少し足らない時間"
いつもの通勤路で偶然 出会う昔の先生
花咲く会話の中 弾みすぎて "結婚したの?"と
交通機関内に響く大きな先生の声 と 静まる車内
少なくなってきた結婚式の招待状に
募る彼への不信感と 両親の切実な思い
"年齢は関係ない"なんて言ってられるのは
若いうちだけで そうは言っても焦るのは
どこか"女の価値は若ければ若いうち"と
心の奥底で思っているから...
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この映画を観て 感じた事 思い出した事
笑顔でいれる大切さ "GROWTH MIND SET"
自分の成長は経験や努力によって 向上できる
"ものの見方"に対して意識を変える事__
学んで物にしようと そうは分かっていても
理解仕切れてない内面 凝り固まった思考に
捻くれた どこか 認めたくない気持ちと
自分より劣ってる人と見比べる優越感で
騙し騙し 時間を無駄にしてたあの頃__
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この映画を観る前は29+1は30
1つの分岐点のようにも感じたけど それは
単なる区切りの良さ 本当の分岐点は
どうしようもなく困難な壁にぶち当たった時
1+1は2 29+1は30も然程変わりはない
確実に成長し 糧になっている人生
人生は何事も積み重ねだし "焦り"からは
幸せは掴めないと言う事
辛い事 悲しい事があっても頰 口角をあげ
"にーーーっ"とする事で開ける事がある
難しい顔してても 幸せは歩いてこないよü
対照的な主人公の2人も可愛すぎる♡
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全体的に少し古めな雰囲気だけど
香港とパリの良さも詰まった素敵な映画❥❥
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