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人生はシネマティック!のseikaのレビュー・感想・評価

人生はシネマティック!(2016年製作の映画)
3.2
べたべたの「映画系映画」だった。ただ戦時下の欧米の映画とはかくたるものかーと軽い学びを得た。

自分のタイミングとして、敏感な時期だったので、冒頭の女性の不当な扱いから悔しくて涙が止まらず。でもそこで都合よく理解ある男現れちゃって、仕事というか映画の話で盛り上がっちゃって、障害もなくなって、そして別れを経て生きてくわ!という、それぞれ唐突というか無理矢理お涙ちょうだいしすぎ…?

過去の男を悪く言って自分を売り込もうとする男ってものすごくいやだし、それは怒って当然なのに、時代を理由に無理矢理許させる展開がいやだった。戦争や映画や政治や、女性の地位や同性愛や、そういった社会問題をかるく、とても簡単に解決できるように描いていることが、まさにauthenticity and optimismなんじゃないのかなあ。
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