ジーハ

はじまりのボーイミーツガールのジーハのレビュー・感想・評価

3.5
揺れる白いブランコのリズムに合わせて現れるクレジットタイトル。とってもセンスを感じるオープニング!

朝から忙しく目を閉じたまま、歩き回ったり、歯磨きしたり、靴下をはいたり、それをクリアする度とびきりキュートな笑顔を見せる12歳の少女マリー。
でも、実はこのマリーの"目を閉じて…"は、彼女が抱えるある問題と関係がある。

彼女に恋する同級生の少年ヴィクトールが、その問題を知り、まわりにそれを知れないよう彼らしく彼女の毎日を支える姿や、彼女の大好きなチェロで音楽学校へ入学する夢を叶えるため、反対する大人たちに立ち向かい彼女をとことん守りぬくまっすぐな強さが、可愛くもカッコよく!!子供ながらも男気を感じました。
どうか、このまんま大人になってほしい(笑)

ラスト〜マリーが自身の奏でるチェロの音色で一瞬の闇から、まばゆい光の世界へ羽ばたいていけるような、そんな清々しさが心に残るさわやかな作品です。

フランス産の作品て、アメリカ産とテーマが同じものでもなんだかシャレた感じがするんだよなぁ(笑)
ジーハ

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