こども、というには遥かに色っぽい。
でも大人のような、いやらしさはない。
おませな少年少女のやりとりがたまらない。
優等生と落ちこぼれ。
しかしどこか通じるものがある二人。
勉強を教える段階で十分好意はあると思うが
それがどの好意なのかはまだわからないのだ。
いとおしい。
こどもには制限がある。
狭いなかで交流するしかない。
それ以上でも以下でもないかけがえのない"二人"の時間。
彼女を蝕む病気…
大人だと、こうはいかないなという
ピュアな、甘酸っぱい、尊い空間。
フランスのベストセラーは頷ける。
落ちこぼれとはいうけどヴィクトール美形だな。
むしろ美形しかいないのだが。足長っ。
級友もなかなかに良い味を出している。
ラストは美しいけど切ないです。