少年少女の初恋？ 恋愛？モノ。
たぶんこの手のジャンルの名作たくさんあるんだろうけれど、あんまり観てこなかったな…。
フランス映画だから大人っぽいのかな？ と思ったら、恋と友情の狭間のような感じが可愛らしくてなかなか良かった。
（相手に裏切られた！ と感じたときの怒りっぷりは大人顔負けだけど笑）
落ちこぼれのヴィクトールが恋する相手は、同級生の秀才マリー。
マリーから勉強を教わることで2人の距離は縮まるが、音楽院受験を希望するマリーは、徐々に視力が落ちて失明の危機に晒される病気を患っていた…
まだ幼い2人の恋を描くのと同時に、それぞれの親の姿を描いているのも良かった。
母（妻）の死から立ち直れないヴィクトールの父と、娘を思いながら接し方はぎこちなく厳格なマリーの父と。
マリーの音楽院受験のために、みんながそれぞれの立場で奮闘するラストは胸熱。
欲を言えば、クラシック志向のマリーとあくまでもポップミュージック好きなヴィクトール、その辺りの描写も音楽好きとしてはもっともっと観たかったかな。
