弱視であることを隠しながら一流ホテルで働く青年の実話に基づくお話。
どこまでが実話でどこまでが脚色されたところなのかはわからないにしろ、急激に視力が衰え病院へ行くと先天的な障害があったと宣告される。
ぼんやりとしか見えなくなった主人公は幼い頃からの夢であったホテルマンを障害のせいで諦めたくないと面接を受ける。
私自身も0.03ほどの視力しかないので主人公の視点を表現したボンヤリシーンはわかりみしかなかった。
父親からの愛には恵まれなかったものの、心配しながらも背中を押す妹や友達にも恵まれていたが、何より面接時のあのプレゼン力。本人の(下世話だけど)情熱があってこそだと思う。あんなこと言われたら私もグッと来る。あれは受かる。
働き始めてからのスリルが半端ない。もうバレるんじゃないかって言うハラハラドキドキが止まらない。下手なアクション映画よりヒヤヒヤした。
可哀想な障害者として描き感動必須!と謳う作品ではなくあくまでも1人の青年のドタバタ就職劇のような作りになっていてすごく面白かった。
余談だけどサントラがかっこよくてアマゾンプライムのアンリミテッドに加入してしまった笑笑