ごてふ

5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生のごてふのレビュー・感想・評価

3.6
新宿ピカデリーにて。先週末から公開のドイツ映画に場内若年層やや優勢で3割と程よい空き加減。ハンデキャップのある混血青年(ホテルマン)の奮闘記。優しい母姉、シングルマザーの彼女、ちゃらんぽらんな様で実はナイスガイの同僚、鬼教官などを絡めて艱難辛苦と働くことの尊さを描いての2時間。実話が基になっているそうだがハリウッド映画のような設定・展開とハッピーエンドのハートウォーミング・ストーリー。少々出来過ぎで欧州映画らしからぬところがいささか不満だと云ったら贅沢か。ドイツでは移民が人口の20%を超えているそうな。アフガニスタンからの移民同僚やクスリで職場の掛け持ちを乗り切ろうとするシーンなどに現代的な社会問題がキチンと切り取られていた。この監督がハードな実録モノ≪白バラの祈り ≫を撮った人物であることを先ほど検索で知って驚き。意外や才人なのだな。
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