“僕は1人ではなにもできない男です。でも夢を諦めません”
ドイツ人の母とスリランカ人の父を持つ、聡明で家族想いな青年が、突然病気で95%の視力を失う。夢を諦めず、障がいを隠してホテルマンになることを目指す物語。
実際にモデルがいるらしい。
筋は分かりやすいし、面白かった。
キャラクターもそれぞれ個性的かつ良い人が多くて温かい。
「5%の世界」や「ドラッグ服用時の世界」など、視覚効果や音楽が効果的で飽きない。ところどころに挟まるクラブミュージックもかっこよかった。
また、移民大国ドイツの現状をしっかり反映して、いろんな国の人が出てきたのも今っぽくてよかった。
弱視の人々の本当の苦労は分からないけれど、この映画には希望があふれていて感動した。