先天性の目の疾患があり、通常の人の５パーセントしか目が見えない青年が５つ星ホテルで働くという夢を叶えるために、目が見えないことを隠して見習いを始めるお話。
５パーセントというとどの程度かピンときませんでしたが、印刷されているテスト用紙の文字を見るために、５センチくらいの距離まで近づき、さらにルーペを使って読まないとぼやけて全然見えない。実生活では階段の段差すら見えない、人の表情がわからない、握手に差し出された手も気づけない。ホテルマンとして致命的な障害の数々。
一番の驚きは、この作品はサリヤ・カハヴァッテの実話に基づく物語だということ。
この作品の見所は、サリーの尋常じゃない努力とサリーを助けてくれる仲間たち。みんなとても良い人！特に親友のマックス！！
マックスはサリーをの障害を知りつつも彼の熱意を理解して色々と助けてくれますが、サリーと出会ったことでマックスの人生もより良いものになったのかなぁと思うと感慨深いです。
とても良いお話なんですが、唯一サリーがやらかしてしまった時のお客様がちょっと可哀想でした。
