いずぼぺ

5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生のいずぼぺのレビュー・感想・評価

4.0
公開時、劇場にて。再鑑賞。
ベタベタしない仕上がりが心地よい。だからこそ、このベタベタした邦題が嫌。
奇跡じゃない。主人公の(まさに)血の滲む努力とその人柄に惹かれた仲間たちとの確かな友情が成したことだから奇跡じゃない。
障害者がんばれ、でもない。夢に向かって努力すると自然とプラスのエネルギーが集まってきて自分も周囲も成長していくってことを実に清々しく描いている。
合理的配慮なんてくそ食らえな、努力。

この作品の良いところは、ちゃんと障害者雇用問題の上から目線にもチクリとしているところ。だからこそ、サリーの周りにいる人達(特にマックス)のナチュラルサポートが光る。そしてサリーのマックスへのナチュラルサポートもキラリ❇️。

人はみな凸凹している。自分の凸凹をよく知ってうまくかみ合う仲間を見つけることが人生前半の課題かもね。

急ぐならひとりで行け。
遠くまで行くならよい仲間と行け。
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