Yukiko

ファースト・マンのYukikoのレビュー・感想・評価

ファースト・マン(2018年製作の映画)
4.3
2019年10月12日
『ファースト・マン』 2018年制作
監督、デイミアン・チャゼル。
他の監督作品に『ラ・ラ・ランド』『セッション』がある。

ニール・アームストロング(ライアン・ゴズリング)は
大学卒業後の1955年2月からエドワーズ空軍基地で
テスト・パイロットの仕事に従事する。
そこで、ニールはX-15の飛行実験で危険な目に遭う。
着陸後に操縦の未熟さを指摘され、飛行停止とされる。
それでも、NASAが募集するジェミニ計画の一員に選ばれ、
1966年3月、ジェミニ8号での飛行を行った。
1969年7月、ニールはアポロ11号で月に行き、月面を
歩いた。
ニール・アームストロングの言葉。
「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類に
とっては偉大な飛躍である」

この映画は、ニール・アームストロング個人の視点、
焦点で物語が進んでいく。 
映像はきれい。

アームストロング個人の人格を評す言葉として、
「精神的に健康すぎるほど健康な人で、反面人間的
面白みにはまるで欠けた人物。驚くほど自己抑制が
きく人で、いかなる場面でもパニくるとか、感情が激する
といったことがない。」
(Wikipedia、立花隆著「読書脳」の記載から抜粋)

終始冷静なニール。
飛行士としての仕事面では良かったのでしょうが、
さて家庭では?
妻の大変さ…寂しさ…

子供は父ニールに「でも、戻ってこれないかも」と言う。
まだ子供なのに、父に抱き着くよりも握手を求める
子供の心理って?

一度の成功の影に多くの人命が失われている事実を知る。
人を送るよりも、無人飛行を行った方が宇宙開発への
パッシングは少ないのではと思ったりした。

昔の月面着陸の映像では、月面に降り立った時、
飛行士がアメリカの旗を持っていなかった?

ニールが月面に着陸できる可能性は50%だと思い、
「着陸した瞬間、我々は意気揚々とし、有頂天になり、
本当に成功したのかと信じられない気分だった」
と回想しているとある。
(Wikipediaから)
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