ロスト・マネー 偽りの報酬の作品情報・感想・評価 - 4ページ目

「ロスト・マネー 偽りの報酬」に投稿された感想・評価

KMD

KMDの感想・評価

3.6
マックィーンの5年振りの新作がなぜビデオスルーなのか?一筋縄ではいかない脚本は見事、騙されたよ。ただ、仕上がり過ぎてて過去作ほど余韻は残らないかと。
matskei

matskeiの感想・評価

3.5
飛行機にて鑑賞。

素人集団がことを犯すので、ケイパーものと違うソワソワがありつつ。
メインは人間ドラマ。悲哀。

大きいスクリーンで見たかったなー!
m

mの感想・評価

4.9
「それでも夜は明ける」「SHAME」「HUNGER」と大傑作ばかり手掛けるスティーヴ・マックィーン監督の最新作は、初のエンターテイメント作品。共同脚色は「ゴーン・ガール」の原作・脚色者ギリアン・フリンで(原作は80年代のテレビドラマ)、出演者も豪華な布陣。なのに日本では、いや実の所アメリカでも理不尽な扱いをされている・・・

‪俺は監督の過去作に劣らない大傑作だと思う。キレッキレの演出&撮影に一筋縄ではいかない脚色、そして素晴らしい演技。硬派な犯罪劇の中で、立ち上がる女性達の絆が光る。犯罪映画であると同時にシスターフッドの映画だった。‬


それぞれの夫婦の日常と、夫達の最期をクロスして描く冒頭から監督の演出のエッジの効いた素晴らしさと編集の異常なセンスが全開。速攻でそれぞれの人物像が分かりつつ、すぐさま緊張感に満ちた物語に引きずり込まれる。

物語は一見シンプルで古典的(実は違うけど)だが、物語る話術で存分に魅せる。これが映画の醍醐味だ。マックィーン監督の演出技量は先鋭的な人間ドラマだけでなく、こうした犯罪映画でも発揮される事が分かったのは嬉しい驚き。


しかし物語にも女性映画としての現代的な味付けがあり、そこにこの映画の矜持がある。
主軸になるのは未亡人となった妻達&超アクティブなベビーシッターの連帯で、特に印象的にさり気なく強く描かれるのが主人公ヴィオラ・デイヴィスと未亡人仲間のエリザベス・デビッキの繋がりだ。
もう見た目から明らかに強い精神力で強盗計画を主導していくヴィオラは、実は過去に深い心の傷を抱いていたり物語の進行の中で心を抉られたりで弱さを表出するようになっていく。それに対して周りからも自分自身にも軽んじられているのがデビッキで、『若くブロンドで頭が悪く顔と体だけが良い美人』というレッテルを貼られて尊厳を踏みにじられている、ひ弱そうな存在の彼女がその実この犯罪計画において最も役に立ち彼女無しでは計画が進まない存在になっていく。
この2人が時に激しく互いを叩き合い、時にふとした態度で互いの心を通わす。そのとてもおぼろげで、けれどもどうやら確かに芽生えてきているらしい微かな絆が素晴らしかった。

その常人離れしたスタイルの良さと美貌のせいか人間離れした役が多かったエリザベス・デビッキは今回作品の中で最も変化していく非常に人間的な役を与えられていて、その期待に応えてこれまでで最も素晴らしい演技を披露している。
あまりに不当に低い評価を受けているこの映画の中でも特に彼女の演技はもっと評価されるべきだったと思う。

その目力が光るヴィオラ・デイヴィスも強さだけでなく弱さも体現していて素晴らしかった。彼女の過去の描写も短いながら胸に詰まる切実さがあり、夫との関係性がまた良かった(この辺りに黒人差別への複雑な想いがこめられている)。

面白いのがいつもゴリゴリに強いミシェル・ロドリゲス姐さんが今回はあまり強くない女性の役である事で、それが彼女のこれまでにない人間臭い弱さを引き出していて印象に残る。

4人目のメンバーとなるベビーシッター役のシンシア・エリボは「ホテル・エルロワイヤル」の時とは正反対のパワフルな役どころで、特にその身体性が存分に光る。


一方男達は大体情けないかクズで、その各々のどうしようもなさを引き受けた俳優陣が皆印象的。
気弱な三世議員のコリン・ファレルに力強い老害っぷりのロバート・デュヴァル、笑いさえ起こさせる程の強烈な暴力性を発揮して主演作「ゲット・アウト」の時を遥かに凌ぐ怪演のダニエル・カルーヤ、一瞬でそのどうしようもなさを理解させるジョン・バーンサル。
そして何よりもリーアム・ニーソン、多くはここには書かないが近年最も力の入った良い熱演だと思う。


名撮影監督ショーン・ボビットによるフィルム撮影も作品の格を高めている。



何気なく繊細で剛腕な演出が光る視線劇の後、ふわりと犯罪映画らしからぬ肩の力の抜けた自然さで終わるエンディングの、その女性達を労うような余りの優しさが泣けてくる。やはりシスターフッドの映画だった。
ちなつ

ちなつの感想・評価

3.8
く、暗い。オーシャンズ8みたいな話か、痛快なストーリーと思いきや、全体的にダークゥー!

しかし、役者が全員、うまい!

これ、もっと、ヒットさせてほしかったわ。なんか、実力派を正しいところにつぎ込んでるものの、ヒットしない系テーマ。

なんか、最近、女性の権利を主張しすぎて、おかしなことになっちゃってるフェミニスト映画が多いから、なんか、こういう、女の底力みたいなのを、描いた作品、同じ女性としては心強いんだけどね。

しかし、妻たちの落とし前とか、ロストマネーって、タイトル、なんか、色々違う気が。。。
話の展開に無理はあるけれど、応援したくなる未亡人三人の行動。かっこよかった。
ストーリーの先が見えず、実に面白かった。
人種差別に対する文句も含まれているね。
私の好きなドラマ主演のヴァイオラ・デイビスが主演している本作。この作品も、強い女を演じているヴァイオラ、ドラマのキャラクターとイメージがかぶってる…。

それはさておき、話のあらすじは、裏稼業で生計を立てていた夫たちがリーダー(リーアム・ニーソン)の手違いから、現金強奪現場で警官と撃ち合いになり、車が爆発して全員が死亡してしまう。深い悲しみの中にある妻たちだが、それぞれがそれぞれに金に関する問題を抱えていた。リーダーの妻であったヴェロニカ(ヴァイオラ・デイビス)は、家に押し入ってきた、区議会議員候補の男から、リーダーが盗んだ金はその候補が選挙費用として使うものだったと知らされ、更には1か月以内に返金しろと脅される。亡き夫の遺品として、夫の強盗日記を受け取ったヴェロニカは夫が5億円を強奪する別の計画を立てていたことに気づく。そこで候補の男の金を返金しようと目論んだヴェロニカは、強奪事件の際死んだ夫たちの未亡人を探し出して、この計画に参加させようとする。

リーアム・ニーソンが出ているとは知らず見ました。女って男が死んでも強いんだなぁという率直な感想とともに、黒人の人種差別(警官に射殺されたり)、mail order brideの社会的な立場、アメリカの現況を反映した内容になっていて興味深い。
決して悪くないんだけどなぁ


演出0.8
人間0.8
構成0.7
驚き0.7
趣味0.8


演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体の魅力
構成=脚本や画面の全体的な構成
驚き=斬新さ、意外さ
趣味=個人的な好き嫌いの印象
DESK

DESKの感想・評価

3.2
ストーリーは、ありがちな展開。リーアム・ニーソンのキャスティングがある意味 致命的です。役どころも演技も問題ないのですがね。何が致命的なのか? まぁ とにかく 一度 ご覧下さいナ。
コリン・ファレルは、とても贅沢な使い方。
kana

kanaの感想・評価

3.3
強盗するまでの筋書きはいいとして、一番重要な強盗シーンが陳腐。
キャスト豪華過ぎだなあ

マックイーンでも、ボーリング場のシーンは使っちゃダメ!