「自由」とは何か考えさせられた。
「孤独は自分の身をも滅ぼす。」
「1人では寂しいが、2人いても満たされない。」
主人公の生き方を怠惰だと批判する人もいるが、それは見方によるものだと思う。
私は、それが彼女にとっての「自由」にあたり、自分の信念を貫いているだけで悪いことだとは思わない。
映画館を出てこの映画のことを考えた時「私は1人で生きたくはない。」と思った。
しかし、同時に「自分の『自由』も追い求めたい。」とも思った。
土手でころんで倒れてしまった主人公の最後の表情を見て、「彼女はこの生き方で本当に幸せだったのかな。」と思った。
自分に嘘をつかない生き方を考えさせられた映画だった。
教授が主人公に色んな施しをしてあげても、主人公は「ありがとう」も言わず、私は違和感を感じたが、教授はそれでも「あの時、彼女を引き留めていれば良かった。まだ何か出来ることはあったんじゃないか。」と言っていた。
私は人に何かする時「感謝してもらいたい」という潜在意識があったんだなと気づいた。
