良く言えば『別離』や『セールスマン』などのアスガー・ファルハディ監督のスタイルにも通じるところがあるような。
「あなたなら どう行動しますか?どう考えますか?」と試されるような。
ただ 今作に於いては、大方の登場人物全員がNGを抱えてることもあり、考えさせられるほどの感情移入ができないのが…惜しいかな。
さらにややこしいツッコミ入れるならば、もう一人被害者となった男性の家族も、本来なら関わってくるはずなんだけどね。
ストーリーとしては引き込んで見入ってしまう作りだったのは良かったけども、全編に渡って 手持ちカメラの揺れ具合が過剰なのがキツかった。
意欲作ではありますが、少々モヤモヤの残る作品でもあったです。