冒頭からいきなり「セザンヌの絵だ!」と思えるようなエクサン・プロヴァンスの風景にドキリとした。
最近の画家映画ではよくある映像演出なんだろうけど、そういう風景と現地の光をちゃんと撮ってくれるのは嬉しい。
内容としては、ギヨーム・ガリエンヌのセザンヌがどうにもこうにもダメ男なんだけど魅力的で、最終的にはエミール・ゾラの方が嫌な男だな、って思ってしまった(笑)
でも変な話、ゾラがいたからセザンヌは自らが描けるものを突き詰められたのかもしれない…
セザンヌとゾラの関係がこんなにも深いとは知らなかったのでとても興味深かった。
ギヨーム・ガリエンヌ…私はこの役者が本当に好きなんだな、としみじみ思いました…本当良い俳優だ…