ホイットモア大統領

ブリムストーンのホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

ブリムストーン(2016年製作の映画)
3.5
ダコタ・ファニング目当てで、その②

映画館で観たかったが、小規模公開と時間が合わなかったため断念した1本。
普通に面白かった、面白かったけど、このやりきれない気持ちを共有したくて、あえて厳しくレビューします笑

148分/第4章からなる物語で、どんどん過去に遡り、核となる2人の正体と因縁と明らかにしていくスタイル。
まず、これがくどい。説明過多。想像で恐怖を煽る手法でも良かったのではないか?

そして、結構反撃できそうな機会があったりするのに、それをしないし、そもそも逃げもしない。というか隙を作り過ぎ!!

もちろん、『欲望のバージニア』のスピンオフ・キャラクターと言って差し支えないガイ・ピアースの、サイコパス演技と非人道的行いの迫力はさすが。これが聖職者だというのだから嫌悪感はMAXに。ここまではくどいが良かった。

なのに第4章、行き着くところまで行き着いた末に辿り着く結末だが、至極あっさり!重たい作品なのに『リーサル・ウェポン2』のリッグスみたいな切り抜け方に苦笑。
なんだか"濃い味"が売りのカップ麺で、普段より長い"お湯を入れて7分"を我慢して待ち、ようやく啜った結果、素麺の味しかしなかった。そんな気持ちになりました。