越後

ブリムストーンの越後のレビュー・感想・評価

ブリムストーン(2016年製作の映画)
3.8
「名前を変えておくべきだったな」

助産師としてささやかな毎日を送る聾唖の女性、リズ。
ある日村に牧師がやってくるが、リズはひどく怯える。
「ーお前を罰しに来た」
牧師とリズの関係とは…?
ガイ・ピアースとダコタ・ファニングのダブルキャストで送るなんとも暗く不気味なスリラー。

最近ファニング姉妹は完全に妹のエル派だったのですが、今作を観てさすが天才子役と呼ばれた姉…と思いました。
ストーリーはまぁなんとなく予想がつくのですが、細部は狂気にまみれていて、実際に画にされるとなかなかキツイ。
ガイ・ピアースのキチガイっぷりがなかなか堂に入っていてとてもよかったです。

ただショッキングなシーンは多いものの、シナリオとしては並か。
キリスト教に結びつけるのもちょっと強引な印象も…
ただ、ラストは儚くて好きです。

予告を見て興味が湧いた人なら楽しめると思います。
越後

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