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笑う男のENDOのレビュー・感想・評価

笑う男(1928年製作の映画)
4.0
ジョーカーのモデルともなった映画らしいが実際はあまり関係なくて、貴族と民衆の階級格差による王道のメロドラマであった。
Comprachicosと呼ばれる子供の人身売買描写が恐ろしい。子供に行われる非道な整形手術。Grand Guignol(見世物小屋)の描写はこちらが思うよな倒錯はあまりなくて、単純に市民の娯楽として受け入れられているのも当時のモラルを偲ばせる。
盲目のヒロインと、奇形の主人公の恋物語は当時としても古臭かったかもしれないが、ヴィジュアルが素晴らしいので記憶に深く残る。内面描写がほとんどない分、Josianaは本当に彼を愛していたのかそれが気がかりだ。そして犬映画でもあったのでした。
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