パキスタン出身の
米コメディアン俳優、
クメイル・ナンジアニの
『本当にあったラブストーリー』。
本人が主演です。
仕事でパキスタン人の患者さんと
お話しすることが増えたので
文化を知りたくて観たんですけども。
9.11 のあとのアメリカで
中東の男性と
白人の女性との恋愛って
想像するだけでイバラがニョキニョキ
至るところから生えてきそうな（笑）
この恋愛、出だしからハードル高いなって。
でもほんと
目と頭はなかなか頑なでも
心が国境を勝手に跨ぐことって、あります。
人種や宗教という、
差別の三大種の２つすらも
一気に飛び越えてしまうのがハートってやつで。
まあ、そのあと
そこに意識を持っていくのに
苦労したりはしますが（笑）
医療通訳をしていると
このハートジャンプを味わえる日が
あるんですよねえ。
なので
クメイルとエミリーの口論も衝突も、
犠牲にするかもしれない絆を考えての葛藤も、
その周りの人たちの見守り方も
かなりリアルに感じつつ。
がんばれ、って
先駆者の１組としてがんばって、って。
文化を尊重することも大事だし、
文化を交配させることも必要で
これからあたしたちはみんなそれぞれに
交配上手になっていかなければいけないから。
がんばれ！って応援しながら観ていました。
異文化間交流を体感するのに向いています。
実話ベースのため、
そこまで派手な展開はありませんが、
個人的には、臨場感が高かったです。
