モモイ

わたしたちの家のモモイのネタバレレビュー・内容・結末

わたしたちの家(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

監督の講演会付きだったので、とても勉強になった。
もしかしたら映画の中の世界とこっちの世界の間は薄皮一枚の境界で、手を伸ばしたらむこうの世界と繋がれてしまう?と感じる不思議な作品。
・「独立した複数の物語が、独立しつつ、ひとつの物語になる」という構造とバッハの《フーガ》という音楽の形式とを重ね合わせ、具体化していくという発想。
・色で2つの物語の対象性をあらわしている。美術ものすごくいい、好みです。
・恋人とも家族とも名称のつけようのない空間が立ち上がる、それが家のように感じられる関係性(この作品では女と女)
・家と女の人の神秘的なむすびつき。
・あいまいな境界線(例えばカーテン、障子、シャッター)
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