シドニー・ホールの失踪の作品情報・感想・評価

「シドニー・ホールの失踪」に投稿された感想・評価

若くして人気作家となるも、突如失踪した男の数奇な人生と成功の裏に隠された真相を描いたドラマ。

自分のした事が、誰かの運命を変えてしまう。

ローガン・ラーマンが主演と製作総指揮を務めた作品。共演のエル・ファニングの無垢な透明感がハンパない。

天才作家の甘酸っぱい学生時代。
作家として一躍注目を浴びた日々。
そしてある秘密を抱えて失踪した現在。

この3つの時間軸が交錯する主人公シドニー・ホールの壮絶な年代記と、クライマックスに向けて徐々に明らかになる事の顛末が秀逸。
観終わった後の余韻が非常に大きく心に残りました。

残酷にも現実に消えていく命。
あの時道を渡らなかったら。
彼に協力しなかったら。
小説なんか書かなかったら。
僕ならきっと後悔に縛られ続けると思う。

シドニーもまた秘密を抱えたその日にずっと縛られていたから、少しずつズレていってしまったのかもしれない。
まるで未来へと進んでいく周囲に置いて行かれるように。

彼女の後を追わなかったのは、約束を果たしたかったからだと僕は思います。
それこそ過去の美しい思い出に縛られているのだから切ない。

“この先 何が起きても 君のせいじゃない”

“僕が綴る言葉が 誰かの役に立つことを
祈るだけです”

“大事なのはきっかけ”

“もしも明日がこんなに遠くなかったら”

使う偽名、犬の名前。
誰もが惹かれる才能とは裏腹に彼はあまりにも小さな自分の世界に生きてしまった。

とても感傷的で独りよがりかもしれないけど、誰かにとっての救いになるような作品。

劇中で使われるボブ・ディランの『明日は遠く』が心に沁みる映画でした。
ina

inaの感想・評価

3.5
ダコタさんの妹を見たいなと♪
Joe

Joeの感想・評価

3.5
近所にとても綺麗な娘がいた。同じクラスだった。改めて卒業アルバムを開いてみた。間違いなく、エル・ファニングよりも美しかった。夢の中の記憶では、自分はローガンよりも格好良かった。

体育の授業の後、自席に置いてあった制服の上着が、ちょっとだけ違うものになっていたような気がした。おしゃべりな女子が「何人かで体育の授業をサボったの。教室にあった男子の上着を着ちゃった。それ、あの娘が着てたよ」って。

何年も、何年も月日が経って、そのおしゃべり女子が同級生用の掲示板を立ち上げた。沢山の退屈な投稿でウンザリしていた頃、あの娘が投稿してきた。乳癌だという。その後、投稿は途絶え、しばらくして受け取ったのは訃報だった。

ボブ・ディランの詩が心に沁みた。生きていたとしても傍で眠ることはない彼女だけれど、もう永遠に会うことがないと知った今、更なる孤独が襲ってくる。もう、渡るべき道は、どこにもない。

そういえば、まだ彼女が元気だった頃、何年も前の同期会で再会して、帰る方向が同じだったのでタクシーに同乗。何を話したのか覚えていない。最後の会話は「また、次回!」だったような気がする。そんな約束しか出来なかった。今年の同期会には参加してみよう。自分にとっては、それが西に行くという事のようだ。
先日ツタヤに行くとサスペンスコーナーにひっそりと1本だけ置かれていて、なんとな〜く気になり借りた本作品。
とっても良かった〜。
前情報なく偶然見つけた1本が自分好みの良作だったら嬉しいですよね!そんな映画でした。
過去と現在が絶妙に行き来し、なぜ作家のシドニー・ホールが消えたのかサスペンスタッチで物語が進みます。いくつも張られた伏線が最後には回収され、また涙もありとても良かったです。カイル・チャンドラーいい味出してたなぁ。
時間軸の工夫もあり最後まで観いってしまった。後半の答え合わせですっきり。
prism

prismの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

自分の成功には親友を死に追いやった過ちがあり、成功者に見えても、永遠に不幸に取り込まれてしまった。
演出が控え目なのが良かった。
makko814

makko814の感想・評価

3.0
劇場未公開。
若くしてベスト・セラー作家になったシドニー・ホール(ローガン・ラーマン)だが、著書の影響で読者が自殺、ピューリッツァー賞を逃し、失踪。
図書館などで自分の著書を焼く事件を起こす。
…という内容。

Filmarksでの評価が高いので観ましたが、そこまでそそられませんでした。
10代の学生時代、20代の作家時代、30代の放浪の身のシドニーの姿を行ったり来たりしながら、失踪の謎に迫って行きます。
シドニーの恋人(後に妻)となるエル・ファニングの可愛いらしさ、透明感はすごい。天使級。

サスペンスフルにまとまった人間ドラマでした。
KOSUKE

KOSUKEの感想・評価

2.5
成功?彼にとって本当に成功だったのだろうか?
こんなにも人生全てが後手にまわって、不運の連続。
辛過ぎる。
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