第30回東京国際映画祭
ワールドプレミアにて鑑賞。
超好きだった!主役の奥手女子(俺はこの子を拗らせ女子やイタイやつとは言いたくない)のUPDOWNある独特な空気感、作中の小ネタ、超好きなやつ!と思ってたら、暗い青春時代を過ごした者や周囲と距離を取って塞ぎ込んでしまう者共感率150%のボディブロー!
後半、演出もさる事ながら、ズキっとくる印象的な台詞が多かったのだけれど、綿矢りささんの原作にある言葉なのだろうか。劣等感ゆえの痛みと自己卑下が、すごく真に迫ってた。
そして松岡茉優さん!完全にハマり役!観客皆恋しちゃう!魅力120%!
舞台挨拶での「この作品を、忘れられない人や想い出の、墓場にしてください」て言葉が忘れられない。
カーストの底辺に居た者でなくとも、
誰しもが持つ対人・恋愛の悩み、上手く行って浮かれる思い、上手く行かず引きずってグルグルしちゃう思い。各々に共感し前を向く。
そんな2時間だった。
方向性は全然違うけれど、三木聡とかの小ネタハイテンション作品がすきな人も好いてくれるような気がしている!