松岡茉優演じるヨシカが、夜な夜なwikiで絶滅した生物を調べながら、歯の奥についたお菓子を指で取る仕草を見て、ヨシカはいる!と思った。
その後もヨシカはもちろん、どのキャラもいるいるの連続で、リアリティ及び神は細部に宿るなぁと思った。
あるあるネタはリアリティを感じるため起こる笑いの種類だと思いますが、この映画はあるあるを超えているいるでした!(何言ってるか分かるだろうか)
こんなに登場人物が生き生きしているというかいると感じるリアリティは、日本映画では久々に感じた感覚。というか現代を生きる若者だから現代性も感じるし、一方で普遍性もあって、色んなキャラの視点から観客自身や周りの世界を見つめ直す感じがしました。
でも難しいとっつきにくい映画ではなくて、映画的な飛躍や遊びもあってコメディとしても笑えて面白かったです。ジャンヌダルクは爆笑しました。後半少し間延びする感じもありますけど、かなり面白くて自分にも刺さりました。
もうすぐ劇場公開終わりそうですが、見逃すのはもったいない作品です。