ばーどイヌサンローラン

勝手にふるえてろのばーどイヌサンローランのレビュー・感想・評価

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)
3.6
25日に観たので、ちょっと日にちが経ってしまいましたが…


🐾ちょこっとあらすじ

突然告白してきた職場の同期と、中学時代から片思いしていた同級生との間で揺れ動く女性の暴走する恋の行く末を描く。初恋相手を思い出しては胸をときめかせ、 初恋相手のイチを忘れられない24歳の会社員ヨシカ(松岡茉優)は、ある日職場の同期のニから交際を申し込まれる。人生初の告白に舞い上がるも、暑苦しいニとの関係に気乗りしないヨシカは、同窓会を計画し片思いの相手イチと再会。脳内の片思いと、現実の恋愛とのはざまで悩むヨシカは……。(シネマトゥデイより)




🐾感想

歌う、泣く、叫ぶ、落ち込む、忙しいです。


前半はコミカルでクスクス、中盤から後半にかけてシリアスに、そして、どんどん暴走して、最後、ドカーン、みたいな。




率直に良かったです!!!


今年度、邦画で一位です😁


てか、今年の、新作邦画、コレ、一本しか観てないんだけどね…😘



主人公のヨシカはわたし自身のようで、愛おしく、応援したくなる。多分、多かれ少なかれ、そう思った女子って多いんぢゃないかな?(女子って、おばさんも含まれます。あしからず)



でも、なんでそんなに頑張るの?妥協してヘラヘラ、合わせて、笑ってればいいぢゃん。


それが出来れば、生きやすくなるんだけどね…


って、分かっているけど…



っていう感じの主人公ヨシカは24歳、OL、経理課。24年間、彼氏ナシ。でも中学から12年間片思いの脳内彼氏あり。ちなみにこの彼は"イチ"。絶滅危惧種が好きで、ちょっとズレていて、斜めから見てるタイプだ。完全、こじらせちゃっていうるのだ。



そんなヨシカに職場の同僚、恋のライバル"二"が現れたのだ!(勝手にライバルにしてるし。"イチ"からは相手にもされてないのに)


"ニ"はガンガン、ヨシカにアプローチしてくる、ちょっとの空気読めなくてウザい?。繊細なタイプぢゃないし、ガンガン押し付けてくるタイプ。全く自分と全然違うし、うーん、わたしも苦手かな?と思ってしまうが…(わたしのことはどーでもいいか…)





"ニ"にコクられて、ヨシカは"イチ"と"二"の間で🎵揺れて〜揺れて、湘南〜(by 石川秀美)てか、最初は揺れてないんだけどね。どんどん…で、かなり、ちゃんと"イチ"のことが好き❤️になりかけてーの…



でも、ここで、バカな女に壊されちゃう。ホント、女って、こ・わ・い



普段、心を閉ざして、隠して、関わりを持たないように生きている人はキレたら怖いよね〜、って典型のようなキレ方でキレまくり、そして落ち込み…、誰とも話したくないと思いながら、でもケータイはチェックしてる姿、愛おしい。



てか、関わりを持たないようにってのとは違う?ホントは持ちたいんだよね。でもなかなか持てない。すごく接したい。でも出来ない。そんな気持ちもすごくわかるよね。でも、心の中では?頭の中では、常に持ってて、常に妄想してるのだ。妄想の中では理想の自分なのだよね。




ちょっと狂ってて、ズレてて、歪で、でもまっすぐ、だからすごく愛おしい。




ちょっとミュージカルで、ちょっとコミカルな、拗らせ女子の恋愛妄想映画。



この恋、絶滅すべきでしょうか?!



はたまた成就できたのでしょうか?!





うーん、狂おしく求め合う、ラストも良かったな。この瞬間、待ってたんだから、的な。


そして本作は、好きな相手との写メの撮り方や、自然にLINEを聞き出すテクニックなど、恋愛指南書的な側面もあったり、なかったり…


兎に角、好きな相手に気づかれずに、見る方法、視野見(顔は動かさず、視野の端で見る)は、すぐにでも実践できる?!



主演のヨシカ役の松岡茉優は良かったのは勿論だけど、同僚役の石橋杏奈の嫌な女の感じも良かったし、"イチ"役の北村匠海、脇を固める趣里、前野朋哉、古館寛治、片桐はいり、コンビニ店員役の柳俊太郎などの濃いキャラメンツもいい味だしてて、良かったのだけど…



ひとつ難点があるとしたら"ニ"役の渡辺大知がイマイチだった。渡辺大知ぢゃ、ない感があった。深夜のオーディション番組の時から黒猫チェルシーは好きなんだけど、この役は、違った?!『色即ゼネレーション』も違ったし、監督した『モーターズ』も悪くないなかった。だけど役者としては…、役に巡り会えてないだけ?!



あと、もうひとつ残念なことはパンフレットが完売で買えなかったこと😖😖😖




2018年の目標、毒を吐かない…




https://ameblo.jp/bird210bird/entry-12348668424.html