2018.06.10
たまらなく愛おしい映画だ。
原作未読だが登場する人みんながどこかにいるだれか、いつかのわたし、あの日のだれかだ。距離感と親近感のバランスが素晴らしく魅力的にうつる。
脚本の構成も前半の流れから中盤の一との再会まで怒涛の流れで惹きつける。
冒頭より上半身のアップが多用されるが表情とカメラワークでもしっかり魅せる。誇らしげに語る松岡、一点憂いのある表情で憐れむように見つめる金髪猫娘の対比からこの映画は何かあるなと感じさせるものがあった。
感情の奥までしっかり感じさせてくれる松岡茉優が本当に素晴らしいし、可愛らしい。
個人的には勇気がない〜と歌って回る場面とエレベーターに無理矢理侵入してくる二が最高すぎる。
