はくる

勝手にふるえてろのはくるのネタバレレビュー・内容・結末

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

わたしさあ、15歳くらいのころがいちばん最悪だったんだけど、同じ学年にちょっとくらいなら似てるところを見つけられた女の子がひとりいて、友達で、卒業式嫌だねって言い合ってたんだけど、式が終わって教室で担任が最後の言葉を話しているときにその子がぼろぼろ泣いて、もちろん悪くないんだけど、ふざけんなよと思って、寄せ書きしあってる人混みをすり抜けてまっすぐ帰って真っ白な卒アル捨てて、風葬の教室を再読してめちゃくちゃ泣いたのね、それを思い出しました。ちゃんと祈れ、途絶えず祈れ、欲しいものをちゃんと欲しがれ、しかるべきものを、そうでないものを見極めろ。中学生のときに友達になりたかった?じゃあ今からなろうよ、わたしの名前は良香。そこからしっかりプレゼンしろ。現実に向き合うことと未熟であり続けることは違う。「恋される」という劇薬のことは何ひとつ一概に言えないけど、誰に褒められたいかを選んでそれに足る自分でいること、深く考えること、あらゆる意味での自己投資を怠らないこと。このルートから脱線することが果たして成長でしょうか。成長にも種類があるので、わたしが不寛容なのかもしれないけど。身の丈をアップデートできるのは自分だけ、孤独を研ぐのは自我だけ。
映画はいいのです、上手かった。原作に対する苦言です。