yumeayu

勝手にふるえてろのyumeayuのレビュー・感想・評価

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)
4.0
クソガール

私なんて、私ごときと自己嫌悪。
なんだかんだ理由をつけて言い訳ばっか。
だけどプライドだけは高い。

これは私のこと! って思った女子いるでしょ〜。
僕は男だけど思いましたよ。
これ俺じゃんって!

飲み会よりもタモリ倶楽部。わかる。
外で「ファーック‼︎」って叫ぶ気持ち。わかる。
朝までWikipediaずっと見てる。わかる。
僕だって、くっだらねぇ飲み会より、家で映画見てるほうがずっといいもんねー。
寂しくなんてない…はず⁉︎
あぁ、拗らせてるなぁ…。

だけど恋愛について妄想を膨らませるのは女子の方が上手かな。男子はあんなふうには妄想しないかも。

後半は徐々に心の声が周囲に漏れ出してしまうわけですが、ぶちまけちゃうのはマズい…。
そしたら、ただのめんどくさい女。

ひとつ間違えればただのイタイ女子のイタイお話になってしまうんだけど、今作はリアリティとフィクションのバランス感覚が絶妙なんですよね。
それはやっぱり、主演の松岡茉優の演技によるものでしょう。今作が初主演作なんですね。意外。
まさに彼女の独壇場でしたね。

拗らせ女子?メンヘラ女子?を演じるには可愛すぎるという声もありますが、可愛くなければリアル過ぎてとても見ていられなかったかもしれないので、これはアリでしょう。最高にかわいくて、最高にムカつきました。
「はぁ?」の言い方。マジでムカつくわ〜。

勝手な想像ですが、劇中のヨシカは割と彼女の素に近いのではと思いました。
現実でもハロプロオタだったり、彼女にはどことなくサブカル臭がするんですよね。なのであまり演じてる感じがしませんでしたね。

一方、ヨシカに熱烈なアタックをしかける"二"ことキリシマを演じたのは、黒猫チェルシーの渡辺大知。
ズケズケと人のテリトリーに土足で踏み込んでくる感じが気持ち悪かったけど、ラストの正面切ったド正論には納得。これは熱かったですね。

ヨシカにとっては、"二"と対峙すること = "現実に向き合った" ということなんでしょうか?
これは彼女にとってみれば、かなり勇気のいることだったでしょう。自分のプライドや価値観から一歩踏み出してみせたヨシカに拍手!