指原世代

勝手にふるえてろの指原世代のレビュー・感想・評価

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)
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キラキラしている“あの子たち”と同じ写真アプリを使っても、人生までは加工することはできない。たとえ制服を脱ぎ去ったとしても、青春の歪み(ゆがみ)は、なぜか一生付きまとってくるのだ。
われわれ”こじらせ人間”は、みんなと違った何かを愛することで自分の中に“特別感”を見出し、溢れ出る劣等感からどうにかして自分を守りながら生きていく。
ヨシカの好きなアンモナイトには、環境に適応するために歪な形に変化した「異常巻き」と呼ばれる種類がある(変形理由については諸説あり)。それは、われわれ”こじらせ人間”が、不必要に傷つくことを避けるために、自己防衛として自身を歪ませてきた行為と似ている。恋に生きたり、仲間と騒ぎ合う“リア充”たちを表面的には見下していても、心の中には、なりたくてなれなかった憧れからの疎ましさが眠っているのだ。RealSound映画部