こ、これは見ていて辛い。でも引き込まれる。
主人公ヨシカの言動と喜怒哀楽にこっちまで振り回され、面白いんだけど辛い。
他人のことは平気で見下して軽んじるくせに、自分が傷つけられることには人一倍敏感。
彼女を見ていると、応援したくなる気持ちと、そのくらいにしとこうや…という気持ちが忙しなく切り替わった。本当に生きるのがヘタだ。
でも自分にも似てるとこあるのがまた痛い。彼女ほどアグレッシブでいてネガティヴでもないんだけど不思議だな。
名前~ミュージカルのシーンは結構ゾクッときた。
何となくFFの「生きてるってことを証明できなければ死んでしまっているのと同じなのかなぁ…」が思い浮かぶ。
松岡茉優は苦手な顔だったんだけど、この映画をみてその観念がひっくり返された。めっちゃ可愛いし、時に美人にも見える。そして演技が上手い。
ただ可愛いだけの女優さんがヨシカ役をやっても、ここまでハマらなかっただろうね。
ヨシカはあんまり友達になりたくないタイプだ…と思ってたら、昔友達にいたわ。振り回されることに疲れて疎遠になってしまったけど、彼女は元気にしているのだろうか…。