Tomo

勝手にふるえてろのTomoのレビュー・感想・評価

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)
4.2
コメディ要素が全編に散りばめられており、笑いつつ、少し卑屈な女の子を応援しながら楽しめるラブストーリー。かなり笑えました!

内気で陰気な性格で、脳内妄想逞しい女の子・ヨシカ(松岡 茉優)。日々の楽しみは絶滅した動物を夜な夜なWikiで調べること。
主人公の行動や思考が陰キャのそれなので、心当たりがあり、理解できる人には共感率高いと思えるラブコメ。
<あらすじ>
特別孤立してるわけではないけれど、心の底で劣等感と孤独を抱え、
中学の同級生だった『一』こと一宮に10年間脳内で片想いし続けて、数少ない過去の会話を脳内再生して恋焦がれ毎日を送るヨシコ。そんな、非現実的な恋の傍ら経理の仕事に忙殺されつつ自分に言い寄ってくる『二』なるおバカな同期の男に熱烈なアプローチを受け、翻弄されながら内面の葛藤にもがいていきます。

<感想 ネタバレあり>
個人的に映画に求めるものは
『現実の世界で自分にはできないことを映画の登場人物が成し遂げ、乗り越えること』に期待して鑑賞しています。
しかしこの映画の女の子はホントに等身大。ワガママで被害妄想垂れ流してて、独り善がりで勝手な夢を描いてる。
結末までみても、主人公は何も成し遂げないし、変わったわけでもない。変わったと言えるのは、そんな主人公のありのままを受け入れてくれる男を最初拒絶してたけど、徐々に受け入れられるってことぐらい。
現実的に最初に嫌悪感を抱いた相手を好きになったり、生理的に受け付けない男を女が受け入れても。これは長続きしないと思う。したとしても、最大幸福は得られない逃げルートで、個人的に物語の結末として好きじゃない。
でも、それがこの映画。こんな人生を、歩む人もいる!そこがとてもリアル。
数年後倦怠期を必ず迎えるのが目に見えてる。その先気になる!世界を救ったり大願成就ばかりがストーリーじゃない。夢ばっかり叶うのが映画じゃない!
追い続けた人が理想と違ってて期待した結果を得られなく、逃げの一手を打っても良いじゃない!

お気に入りの台詞
『決めました。一人に絞ります。』『ファぁぁーーーっク!!』