何度も脳内再生する過去の思い出、想像の現実世界で感情を剥き出しにしている様はまさにあるある。
ここまでの片想いをしたことがないから、半ば羨ましい反面、長年の片想いってこんな感じかぁ…と。
恋において忘れられない記憶はきっとみんなあるはず。
そしてそれはずっと残るし、なんなら記憶は美化されがち。
そしてそこから抜け出せず気づけばいい歳に。
今まで交際経験がないということによる恋愛への恐怖心、劣等感などが胸を締め付けた。
こうしたいのに、想像だとこうなのに、という上手くいかない現実に向き合う彼女の姿はいつかの自分を見ているよう。
周りは進んで見えて、こうしている間にも時間は過ぎて、自分だけ置いていかれている様な気持ち。焦りが見ていて苦しい。
松岡芽衣の素っぽい感じもまた良き。
随所に出る心の声、素のヨシカが共感すぎて好き。
そしてラストがまじで本当にひっくるめて良い！！！！！
愛しいー！！（大声で叫ぶ）
自分が弱った時。弱みにつけ込んでくる奴はロクなやつじゃないけど、寄り添ってくれる人は大事にすべき。
馬鹿で不器用で恋愛対象として見てなかった二のことを弱った時、色々なものを失ったときかけがえない存在なのだと気づく。
あんなにしつこいと思ってた連絡も、離れてからケータイをひっきりなしに確認したり、興味のなかった話題を思い出したり、なんだか考えてしまうのはもう恋だ。
彼女が、新しい恋を始める瞬間が愛しくてたまらない。
