勝手にふるえてろの作品情報・感想・評価 - 832ページ目

勝手にふるえてろ2017年製作の映画)

上映日:2017年12月23日

製作国:

上映時間:117分

3.9

あらすじ

「勝手にふるえてろ」に投稿された感想・評価

ゲル

ゲルの感想・評価

2.9
どこか地に足がついていないような原作の雰囲気をうまく映像化できていたけれど、タイトルの「勝手にふるえてろ」のニュアンスが原作と全然違っていて違和感があった。
こじらせ女子の社内恋愛(しかも初彼)の話でコメディー。
原作ではヨシカが26歳だったのが24歳に変更されている。
タモリ倶楽部の空耳ネタにテンションが上がった自分は、少なくとも来留美よりはヨシカ寄りだと思うが、まったく共感できず笑えもしなかった。
うえーんと泣くヨシカをうるさいなとさえ思ってしまった。
ヨシカみたいなタイプとニの相性は良さそうに思えないが、それでも付き合えてしまうなんて、男と女ってよくわからない。
24歳まで付き合ったことがなくて、「普通」の人とあんなにすっと付き合えるのだろうか。
ヨシカ役の松岡茉優のための作品だが、ニ役の渡辺大知のウザイ演技もよかった。
ただ、髪型がもっさりしていて営業マンに見えなかった。
Sasada

Sasadaの感想・評価

4.0
「勝手にふるえてろ」
その後にこう続けたかったのではないかと思う。
「私は、現実を生きていくから」

自分の思う通りにいくことなんかほとんどない世界の中で、もがき暴走する主人公を描く物語。

恋愛に限らず、理想と現実とのギャップの大きさとかその距離感に打ちのめされる瞬間ってたくさんあって。
その度に悲しくなったり悔しくなったり、眠れなくなったり。
だからこそ仮面を被り、役割を演じ、痛すぎる現実をやり過ごしている。

主人公は本能のままに生きる人を「野蛮」と称し軽蔑するが、実際にそんな人なんかいないのである。
みんな本能を押し殺して、現実を乗り切ろうと必死で。
みんな現実と理想の狭間で、怒りや悲しみに折り合いをつけて生きていて。

だから、その事実に気づいた主人公が最後に行き着くのは、孤独や怒りに震えたりするのではなく、
「勝手にふるえてろ」なのだと思う。

誰だって必死にもがいている世界で、自分だけ被害者ぶるなよ。
強くなった主人公の、過去の自分への決別のメッセージに聞こえた。
全編にわたって笑わせる小ネタが全開。
そして、この時期に公開を合わせる上手さよ。
もはや松岡茉優のためのキャラクターと映画。

女子のドスドスした感情が攻撃的に表現されてて面白い。
女子版ボーイズオンザラン的な。
後半ふと客観的に観るシーンでは、このままだと事件起きるわ!ぐらいに怖くなりますが、女とはこういう生き物なのかと男は勉強になります…はい。
いずれにせよ幸せになってほしい…笑

最後に黒猫チェルシー…!
もはや青春過ぎて懐かしすぎて!
ED曲も最高でした!

このレビューはネタバレを含みます

原作を全く壊してなかった!よかった!それに面白かった!

小説では誰に話すでもなく、よしかの考えてることとか過去とかが話し言葉のように書かれてるからそこをどうするんだろって思ってました。
なるほど、毎日のように見かけるよしかが気になる人たちに話させるっていう。しかもそれは全てよしかの妄想で、実際では彼らには挨拶すら、近づいたことすらもない。

そういう風に脳内で自分のことを話すことでよしかは居場所を見つけてた。
でも10年越しに脳内で片思いをしていたイチに実は名前すら覚えてられていないことに絶望して、現実を突きつけられる。同時に脳内の話し相手も失って、自分の存在意義を失って自暴自棄になる。

笑える要素をちょこちょこ入れてくるからシリアスなシーンがシリアスになり切るところで寸止めされる感じ。コメディと思って見ていいかもしれない。

共感できるところありすぎてたまに辛かった。純粋にキュンキュンする学園ものじゃなくてこういう作品が好きって思えるようになって大人になったなと感じます。

原作にはいないオカリナがすごいいい。めっちゃいい。片桐はいりなのも更にいい。しかもおさげのコンビニ店員と付き合ってるっていうのなんなの!最高!!

二には鑑賞中に顔をしかめちゃうくらい嫌悪感を感じました。でもああいう人と一緒になった方が楽だし幸せなんだろうな。イチよりも。
全ての拗らせ女子、男子へ
勇気を出してこの作品を観て
そして自分の枠から飛び出せ!
UNO

UNOの感想・評価

4.2
‬‪恋愛に対して厨二病全快の脳内妄想再生女子が、妄想と現実の狭間を暴走。笑いと胸に突き刺さる悲壮、感情の振れ幅が大きいにも関わらず、松岡茉優、流石でした!外界を拒絶し孤立してきた女子が、目の前の一途な愛情を受け止め、《現実の大人女子》になれるのか。ラストも秀逸。‬
ひらが

ひらがの感想・評価

4.0
屈折した自分と正直な自分、妄想と現実が交錯しながら進む展開が実に面白かった。
この非リア充として生きてきた彼女の姿や生き方が現代の若者に沿って作り込まれていて笑けてくる。
理想を追い求めがらも自分の現状を嫌になる程に理解していて、それがまたいき過ぎていて苦しくて。
一風変わった物に興味を持ち、タモリ倶楽部を愛し、自分も周りの人間もを蔑む。
同窓会でラインの交換に持ち込むシーンでは、二の用いた方法を見事にトレースするという。
まぁ憎たらしくもある筈なのにどこか憎めない可愛さもあって松岡茉優は素晴らしかった。
そんな彼女が歌い出して現実の姿が露わになっていくシーンに震えた。
確かにあんな風に街の人達に自由に話しかけて世間話でも出来るもんなら楽しいだろうし無敵に思えてくるわなと。
リアルで痛快で心に刺さるものがあった。
samup

samupの感想・評価

4.0
恋愛映画としての完成度がズバ抜けている。
刺さる人には、めちゃめちゃ突き刺さるだろうなこの映画は。

にしても松岡茉優の演技力すごい。
初主演作にして代表作になるでしょう。
Maicecream

Maicecreamの感想・評価

4.0
松岡茉優ちゃんがとりあえず最高。
役にぴったり。

所々に出てくる、演出が本当に美しくて、面白くて、とても好きでした。
やま

やまの感想・評価

4.5
東京国際映画祭で鑑賞。
ワールドプレミア、舞台挨拶付き。

自分の中に突き刺さって、
監督と松岡茉優ちゃんが言っている通り、
これは決してラブコメじゃない!と思いました。

原作、購入しました。全国公開されたらもう一度映画館で観たい。