繰り返されるカウチに座るキャサリンのカット、毎回様子の変わるそれに彼女の精神状態を代表させ、新たな幕があがったことを観客に知らせる。
一軒の屋敷内に舞台が限定され、濃厚に緻密に描かれる人間模様に引き込まれっぱなしの85分間でした。
人が死ぬごとにどんどん目が据わっていくキャサリン。行動は冷血なほどどんどんとエスカレートしていくのに悲しみも膨れ上がっていく内面を演じきったフローレンス・ピューの演技に唸りました。
アンナ役のナオミ・アッキーさんも凄い。彼女がラスト近くで見せる表情に心臓掴まれた。今後が楽しみな2人。