再視聴。
初めて見たのは2年前と割と最近だけれど、見終わって中古のパンフを取り寄せてしまった程。確かに今見返してみると映画として古い感じはする。
音楽が細野晴臣氏なので、ロケーションと音楽とでお腹いっぱいになる。渡辺あや氏脚本、刺さる台詞もたくさんある。
ドレスアップした山崎さんを連れて横浜のダンスホールで踊るシーン、楽しい。山崎さんのアトリエみたいな青がテーマのあのお部屋が好き。
顔真っ赤にして睨みつける柴咲コウちゃんのお芝居良いよなあ。若かりしオダジョは悔しいけど美しき春彦そのもので、張り手で落とされてしまった少年に同情。
自分と母親を捨てたゲイの父親を憎んで、金を強請れるだけ強請ってやろうとホームに来たはずなのに、いつの間にか家族として大事に愛しく思われているくすぐったさみたいなものに包まれていて、あったかい気持ちになる。
