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メゾン・ド・ヒミコのkuuのレビュー・感想・評価

メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)
3.8
『メゾン・ド・ヒミコ』 は2005年公開の日本映画すね!。
再視聴
ゲイ(男性同性愛者)のための老人ホームを舞台。
ゲイである父親を許せへん娘と、そこで暮らすゲイたちの様々な生き方を描いていく。
なんでも、キャッチフレーズは『涙はきっと暖かい』って。
各宗教の同性愛に対する寛容さを大雑把に書きなぐると(間違いがあるやもしれないし、寛容でオネシャス)
アニミズム
→仏教
→イスラム教
→カトリック
→越えられない壁(しばしば、複数の物事を不等号で比較するときに間に挟んで、その両側に絶望的な懸隔)
→プロテスタントってとこかな?
アメリカとかのプロテスタントが支配的な国やと、
ゲイバーとかの施設が充実しとって、
ゲイリブも進んでるんちゃうかって云われとるが、
アメリカでゲイリブの運動が起こったんは、
アメリカがそれだけ同性愛者に対する差別の激しい国やからやと思う。
小生が強制送還の憂き目にあうころ、アメリカじゃ、SFやLAなんかの、同性愛者がゲットーを作って暮らしてて、大都会を一歩出たら、同性愛者ちゅうだけでバチバチにシバかれたり、殺されてしまう、エグいホモフォビアの国やった。今も地下では変わらんかも。
プロテスタントのアメリカで、そんな同性愛者への、差別や偏見が強いんやろか?
プロテスタントちゅうんは聖書に書かれた言葉に忠実に生きるこを信条にしてるキリスト教原理主義の宗派やからかもしれへん。
聖書には同性愛は悪いことなんやと書いてるし、ソドミーに神は怒り爆発やし。
プロテスタントの信者は、同性愛者を神の教えに背く堕落した人間であると攻撃するからかもしれへん。
しかし、イエスを始めお釈迦様や孔子が現代に生きていたなら、どう観るやろ?
多くの聖者はマイノリティを救済するはずだろうし、
そう云う、聖者の考えの原点に戻れば、
少なくとも宗教に従事してる達は差別を止め、
人間として対峙することでけりんちゃうかなぁ。
日本の仏教も宗派間の見えない言い争いだって、お釈迦さんは嘆いとんぞ!
酒肉たらふく喰っとる糞坊主。(今は関係なかったっすねごめんなさい🥺)
ゲイの老人ホーム『メゾン・ド・ヒミコ』
それはとても考えさせられた映画すわ。
ゲイを映画で訴えかけるにふさわしい素材ちゃうかと思う。
何故だかゲイの方に多い芸術感覚、独特の明るさ、偏在的に抱えざるえない劣等感、そして、哀しみ、
ゲイであるゆえの感情の上に、老いや、死ちゅうモンが介入して、
殊更に、思いを盛り上げさせてるなぁと。
加えて、主要キャラクター柴咲コウ、オダギリジョー、田中泯の3人の人間関係が、良くも悪くも入り混じって、音楽で云うなら、テンションコード入れたコード進行人間ドラマてな感じをを作り出してて、
とりまく雰囲気は、あくまでも、寂しげやし、哀愁を感じるけど、なんかジンジンと心が温たまる映画やった。
キャッチフレーズにハマっとるがな😂
ゲイの方達、いや、LGBTや身障を持つ方、エトセトラのマイノリティーにとって、日本は、まだまだ、狭い世界やろけど、住み良い世界が来るように自分は願ってるかな。
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