しゅるめるも

メゾン・ド・ヒミコのしゅるめるものレビュー・感想・評価

メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)
1.5
退廃的でいて色彩鮮やかなロケーションやセットがとても魅力的でした。
ルビー他、脇のキャラクターが良い味を出していました。
しかしストーリーの展開や、物語の軸である"ヒミコ"の魅力に説得力がなく、設定の見えないところを察するには難しいと感じました。
柴咲コウの演技も顔芸とリアクション芸程度のお粗末さで浮いていました。

ゲイとMTF(作中でオカマと呼ばれる方)という性的指向とトランスジェンダーが混同しており、それらを"ゲイ"と一括りにすることや、"オカマ"のステレオタイプを示すことの違和感を強く感じました。
ジェンダーや同性愛を扱う作品にしては、お粗末としか言いようがありません。
当事者の方や子どもに見てほしくないなと思いましたので、1.5です。