❶マッチング:消化不良。
➋セレブの女子高生が、友人と共謀して、継父を殺すまでの状況が、Chapter 1、2、3・・・・と区分して描かれる。
➌2人の美少女を演じるオリヴィア・クック(当時23歳)とアニャ・テイラー=ジョイ(当時20歳)は、共に表情を顔に出さない押さえた演技ながら、光るものがある。
❹問題は、脚本と演出。内容から言えば、多分心理スリラーなんだろうけれど、一番重要な殺人の動機が表面的で伝わってこない。殺人の方法も説得力がない。冒頭のサラブレドの安楽死と終盤の継父殺しとの関連性も描写不足。だから納得出来ない。期待外れ。
❺in memory of Anton Yelchin
本作は、2016年6月、LAの自宅前で不慮の事故により亡くなったアントン・イェルチン(27歳)の遺作となった。彼の実力から言えば、物足りない残念な役だったと思う。