壁に掛かった、馬に乗る少女の写真。
品行方正なお嬢様リリーと、幼馴染みのアマンダ。
個人的にこのような内容なら派手な描写が好みだったりするけど『サラブレッド』なだけに見た目に美しく、内に抱えた獰猛性が眩しかった！
クールなのに感受性ビリビリなフィンリー監督を支える注目株ライル・ヴィンセント撮影に加えて、体内を蠢き燻って煮えたぎり今にも爆ぜそうな心を表現したエリック・フリードランダー音楽が最高ーーに良い！
独りよがりに瞬発的な感情に翻弄されるリリーにも、正解を求めるように感情を渇望するアマンダにも共鳴。
観客を代表するように巻き込まれるティムが世界観を倍増させてる。(アヴェマリアのとこ特に大好きだよ、アントン！笑&涙)
あなたのために泣いたから、これからは捨てることにした。
私はHoneymooner, 私はリリー。
折って折って折りたたんだ、馬に乗る少女たちの写真を見て、笑む。
