ろーぜす

100メートルのろーぜすのレビュー・感想・評価

100メートル(2016年製作の映画)
4.0
スペイン、ポルトガル合作映画です
ヒューマンドラマ、家族ドラマかな
Netflixで観ました

多発性硬化症とは
通常、脳の情報は神経細胞を介して、体全体へと伝えられています。神経の線が電線のようにが伸び、電気活動によって脳に情報が伝えられます。そしてその神経の線は電気コードみたいにカバーで覆われています。多発性硬化症になるとその神経のカバーが剥き出しになり、電気のカバーがショートし機械が動かなくなる様に、神経がショートし脳に情報が伝わりにくくなります。そうなると、脳、脊髄、視神経(失明)、手足が動かなくなるなど様々な神経症状が起こり、そういう神経症状の解離と再発を繰り返す病気です。
日本では難病指定されています

この話は実話ベースで描かれているみたいです
映画開始の冒頭にそう書かれています
なのでラモンという人は実在の人です
けどベースということはフィクションの部分もあると思います

久しぶりにいい作品に出会ったかな
最初から最後まで目が離せなかったです
約1時間50分があっという間でした
画像にあるのはラモンと義理の父親です
ラモンの病気と合わせて、この二人の絆が
主な話になるかな
犬猿の仲だった二人が病気を通して距離が縮まっていく
義理の父親にも辛い過去がありますし
ラモンも知らなかった驚きの過去があります

前に進んだかと思えば、後退してしまう病気でなかなか思うようにいかないラモン
そんなラモンと義理の父親は一緒にトレーニングをすることになり二人の距離が縮まっていく
トレーニング中も当然、二人の間に色々ありますが
そんな二人の姿を妻はこっそり見守る

ラストは感動
義理の父親からラモンへのあのバトンは何よりも変えがたい物だっただろうな
あれにはまいったw
最初は嫌なオヤジでしたが粋なオヤジですわw

トライアスロンって日本では鉄人レースとも
呼ばれていますが
ちょこちょこあのマーベルの
アイアンマンのネタが入ってくる
のはなんだw
外国でもそう呼ばれているのかなあ
そんなユーモアさも時折あります
また義理の父親のキャラとそんなネタがあるせいか決して重たくない話です

ガンもそうだし特定の病気にかかると
なかなかまだ社会が受け入れて
くれない偏見な世の中
もっと政府は社会で活動できるように
理解してもらえるように会社にさらに社会へと多くの人々に情報を発信すべきだと思います!

そして、ラモンを見て絶望するより目標を見つける事が大切だなと感じました!

Netflixが観れてまだの方はぜひ
超おすすめ感動映画です
ろーぜす

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