木葉

月と雷の木葉のレビュー・感想・評価

月と雷(2017年製作の映画)
3.3
不意の出会い、小さな偶然の連続が誰かの人生を大きく変えることがある。
そんなことをしみじみと考えた。
そして、寂しさを感じる映画なのだけど、その寂しさが案外心地良かったりして。
主人公の幼少時の父の愛人、草刈民代の素顔での色気、存在感、そしてその息子、高良健吾のモテ男っぷり。それが、スクーリン全面に浮遊感を浮き立たせてる。
何もないだだっ広い田舎、ゆるんだ人の心も空っぽみたいで。
でも空っぽのままの方が普通じゃないことをそのまま受け入れられるのかもしれないと感じたり。
登場人物の誰にも共感し得ない不思議な映画。
全体的にふわっとしていて、捉えどころがなかった。
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