言葉を発するとお腹が痛くなるという呪いをかけられた成瀬順。なんだその設定は、と思いながら見ていたけど、成瀬が伝えたい気持ちを発するたびにグッときて、涙が出た。油断していた。
成瀬は自分がしゃべり過ぎることで、両親は離婚したわけだけど、そもそもの原因は父親の浮気なんだし。そんなに自分を責めることではないような気もする。
地域のふれあい交流会の実行委員を担任の先生が指名するという強引さ。そして出し物を思惑通りにミュージカルにさせる。こういう担任嫌だなぁと思っていた。
ベタな青春ストーリー展開なのはいいとして、坂上と仁藤の恋を描かれるとちょっと冷めてしまった。なぜなんだろ。
自分の過去を成瀬に重ねてみていたからかもしれない。不器用な人物がやっぱり好きなんだと思う。不器用な人間ががんばるストーリーに弱いんだ。泣く確率が高い。
仁藤の中学時代を演じたのは、森七菜だった。