最初はありふれた青春モノの1つだろうと思っていたが、アニメ版をわざわざ実写化する理由を理解した。
言葉についてのテーマがはっきりしており、学生の頃だからこその分かりやすい「言いたいけど言えないこと」の葛藤などを通して普段忘れていた私たちの言葉の存在を思い出させてくれた。
随所そうした登場人物の個々の葛藤や思い切って言葉で伝える場面で涙を流した。
誰でも悩んで苦しんだことのある言葉や伝える難しさが描写されている。
個人的には仁藤の役についてももっとストーリーがあればよかったと思うが、尺を考えると仕方がないのかもしれない。
ラストに切なさがあるが、1番見てよかったと思えるラストである。