ごてふ

ポンチョに夜明けの風はらませてのごてふのレビュー・感想・評価

2.6
武蔵野館にて。先週末から公開の邦画には若年層の男性過半で10名強と客席閑散。都下単館、全国でも一桁の上映館規模。渋いキャストなのだが集客には寄与せずか。卒業を目前にした高校男子3名の行き当たりばったりのロードムービー。芸達者な若手男優が良いノリで物語を推進するが、彼ら彼女らの焦燥なり葛藤なり懊悩なりが、どうもこちらに伝わってこない。各人好き勝手にやって出会った人々との噛み合わせも今一つ。少々退屈になり何度が眠気に誘われ難儀をする。体調か相性か。≪あの頃を忘れてしまった大人たちへ贈る 青春覚醒ロードムービー≫だそうな。ぬるい感傷にも浸れぬまま劇場をあとにする。
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