Ideon

ヒットマン:インポッシブルのIdeonのレビュー・感想・評価

3.5
主人公ルパゾフは消防士で将来を約束した恋人がいたが、現場で事故に遭い、下半身麻痺になり自暴自棄になった末に傷害事件を起こし、ムショ暮らしをする羽目になる。出所してからはギャングから雇われ、暗殺の仕事を請け負っていたが、ある日、障害者施設で、漫画家を志すゾリとバルバと知り合い、行動を共にすることになるというお話。
車椅子の暗殺者なんてあり得ないと思うが、実はその通りで、ルパゾフはゾリが父親を投影した漫画の主人公なのだった。ただ、漫画の話にゾリとバルバが登場するので、現実なのか漫画なのか分かりにくい。最後に現実の父親が登場して、ああ、漫画だったんだと分かる。ゾリとバルバは本当の障害者が演じていて、コミカルな味が出ている。特にバルバはコメディリリーフとして演技を超えた面白さがある。自販機でドリンクを買おうとして、隣のスナック菓子を買ってしまうシーンは、笑ってはいけないのかもしれないがかなり面白い。
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