オトマイム

ヒットマン:インポッシブルのオトマイムのレビュー・感想・評価

3.7
実際の障がい者をキャスティングしているというのに車椅子でのアクションシーンの迫力にはびっくり〜〜歯切れのよいコメディタッチでお涙頂戴なところは全くない。でも若者の、また障がい者としての悩みが言葉の切れはしから見え隠れするのが切なくてよかった。
イラストから実写映像が浮かび上がる(或いはその逆も)カット繋ぎはアーティスティックですばらしい。とくに期待してなかったせいもあるだろうけどとても面白かった。


*タイトルについて*
邦題は何かの二番煎じみたいでどうかと思うけれど原題は『ピュアなハートで』だそうで、それもいかがなものか…しかしこれはハンガリー人なら誰でも知っている詩集と同タイトルで、聞けばあーあれねと想像できるものなんだとか。20歳の青年によるこの詩集(1925年発行)はその反社会的な内容から物議を醸し彼は大学を退学させられた(トークイベントでのお話)。それなら納得。タイトルって大切だし難しい。